JR茨木駅・阪急茨木市駅/一般歯科・根管治療・歯周病・訪問歯科・義歯

2022

3/05

入れ歯のお手入れについて


 

入れ歯も(部分入れ歯や総入れ歯に関わらず)自分の歯と同じくお手入れが必要です。

一番大事なことは義歯用のブラシを使ってゴシゴシと物理的に汚れを落とすことです。入れ歯の洗浄剤に

ドボンと漬けているだけでは汚れは落ちません。洗浄剤は磨き終わってから仕上げに使うとよいと思います。

そして必ずお口から外して洗って下さい。部分入れ歯の場合お口に装着したまま磨く人がたまにおられます。

残っている歯がある場合は入れ歯のバネのかかる歯に汚れが付きやすいのでその歯を意識して磨きましょう。

気を付けていただきたいのはお手入れ中の落下による入れ歯の破損です。洗面台に水を入れておくか水を入れた

洗面器を置くかをしていただき、もし落としても割れないようにして下さい。

入れ歯を磨くときは歯磨き粉は必要ありません。熱湯をかけると変形の原因になるのでやめましょう。

就寝時に入れ歯を入れておくのと外すのとどちらが良いかと質問を受けますが基本的には外していただくことが

多いですが残っている歯の状態によっては入れたままをお勧めする場合もあります。また最近では地震や大雨など

の天災で夜中に飛び起きて避難することもあります。その時に入れ歯を忘れたり失くしたりしないように装着した

まま就寝したいという方もおられます。外す場合は入れ歯ケースもしくはコップなどに水を入れてその中に入れ歯

を入れるようにして入れ歯が乾燥しないように気を付けて下さい。ティッシュなどに包んで置いておくとゴミと間

違えて捨ててしまうこともあります。

入れ歯の安定剤を使用している場合は必ず残っている安定剤は毎日洗い流して重ね塗りはしないようにして

下さい。

入れ歯は失ってしまった歯や歯周組織を補う大切なものです。その人それぞれに合わせて精密に作られています。

しっかり噛むことは全身の健康にも密接に関わりがあります。

残っている歯を守るためにも適切に使用して安定したお口を長持ちさせましょう。